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2005年11月、様々な思いを込め「e-space」を立ち上げました。
2006年2月には、長野県白馬村にて新しい形でのイベントを開催しました。
それは、私たちの考え方や思いを伝える一つの手段だったのです。
その後、「e-space」に対して多くの声をいただきました。
イベント開催と言うことからスタートした「e-space」ではありますが、
私たちの思いは、当初から現在に至るまで変わっていません。
そして、いきなり大きな事を成し遂げられるとも思っていません。

「小さな事からひとつずつ・・・」、これが私たちの一番の目的であります。
人に何かを伝えると言うことは、とても難しいことだと感じています。
しかし、一人でも共感してくれる人たちが居る限り、私たちは「e-space」を
表現し続けます。

e-space producer 長岡英明

「e」には、たくさんの意味があります。
地球(Earth)、環境(Environment)、教育(Education)、努力(Effort)、
元気(Energy)、楽しむ(Enjoy)、
そして今やどこでも使われる「eco」・・・、日本語で「いい」でもいいです。
そんな、たくさんの「e」を込めていいスペースを作ろう!との思いから、
「e-space」が生まれました。
そのたくさんの「いいスペース」とは、
まずは、心地よく快適な空間であること。
そして、自然豊かで、ゴミが落ちていなくて、安らぐスペースであること。
そんなスペースを通じて、感動が生まれ、情熱を感じる。
これは生きていく上で、とても大切な事だと考えます。
そして、そういった場所にするための活動も必要です。
環境保護のためにゴミを拾ったり、自然を絶やさない為に、
環境に優しいことをする。
一人一人が真剣に考え活動していくことが、
「いいスペース」を作る第一歩なのです。
そして、これからの子供たちに、そういったことを伝えていくのも大切な事です。

人は、スポーツを通じて得ることは多いと思います。
自分がプレイすることで得る感情、そして、スポーツを観戦して得る感情。
目標をもってスポーツをする人たちは、日々自分と向き合い、そして向上する。
汗を流して努力し続けた結果、喜んだり泣いたり、様々な感情を得ることが
出来る。
また、時にはスポーツを観戦して、勇気をもらったり、感動させてもらったり
する。
見る側もプレイする側も、スポーツを通じて得る事は計り知れないのです。
そして、そんなスポーツはとても素晴らしいものであります。
しかし、なんのスポーツをするにしても、自然を相手にしなくてはいけない。
水がなければできないスポーツ、緑がなければできないスポーツ、
また、風との戦い、天候との戦い、様々なシチュエーションで自然と
向き合います。
自然と共存しなくてはいけないスポーツを通じて、
自然を肌で感じ、得られることはたくさんあるはずです。

環境問題については、ここで多くの事を語ったとしてもそれには限界があります。しかし、環境問題は、本当に深刻な問題だと思います。
現在、世界各国で自然災害が起こり、その被害は計り知れないものであります。
また、地球温暖化といわれ、数十年後には冬がやってこないのでは?
との声もあります。

今、私たちに出来ることは、一人一人が生活の中で、改善出来ることを
実行していくと言うことだと思います。
今は、国が力を入れている「チームマイナス6%」があります。
その中から、自分にできることを探して、一つだけでも実行できれば
それは素晴らしいことです。

「今更?」と思う方もいるかもしれません。
私自身、過去には、環境へ優しくないこともたくさんしてきたかもしれません。
だからこそ、今だからこそ、小さな事からでも始めるべきだと思いました。
そして、行動しようと思いました。

今や、多くの企業が、環境に優しい活動を積極的に行っています。
そして、私たちひとりひとりにも出来ることが、たくさんあるはずなのです。

例えば、冬に車を必要とする私達によく見る光景、車の暖機運転。
寒い冬、誰もが心地よい暖かさでいたいと思うのは当たり前のこと。
しかし、必要以上のアイドリング運転は、大きな大気汚染となってしまいます。
100人が一分ずつ必要以上の暖機運転をするだけで、100分間CO2は
排出され続けるのです。
逆に、一人が一分だけでも短縮出来たら、100人いたら100分の
短縮となるのです。
これはとても大きな事だと思います。
その他にも、ひとりひとりの意識を変えるだけで、
簡単に出来ることはたくさんあります。

本来、自然に優しくといったら、何もせずにジッとしているのが一番でしょう。
しかし、人間が生きていくためにはそれだけでは生きていけない。
かといって、今の自分の環境をすべて地球に優しいものへ、
というのもなかなか難しいものです。

小さな事でもひとつ、ひとりひとりに出来ることはたくさんあるはずです。

「e-space」は、将来ある子供達のために、何かの力になれないかと?
また、深刻な社会問題の一つである、環境問題にも目を向けて立ち上がりました。

今社会は、信じられないニュースが連日続いています。
数年前には、想像もしていなかったような事件の連続。
今は、携帯電話やパソコンが当たり前の時代となって、
様々な情報を得られることが出来ます。
そして、その情報社会が発端となる事件も増えてきています。
子供達の遊びも、大きく変わったな・・・と思うのは私たちだけでしょうか?

また、日本各地での、野生動物との共存についての問題が最近目につきます。
野生動物が町に降りてくる、これはまさしく生態系が破壊されている
証拠とも言えます。

私たちが小さかった頃、毎日暗くなるまで外で遊んでいたものです。
土地柄、山に入って遊んだり、自然を身近に感じることが当たり前でした
その結果、私は丈夫な体を持ち、こうやって今を生きていくことが出来ています。
そして、プロと言う立場のプレイヤーにもなれました。

私たちは、スポーツを通じて、子供達に自然の大切さ、そして、自然があるからこそプレイ出来る喜び、
スポーツをすることによって得られる感情、そういったものを伝えていきたいと考えています。

そんな過程の中から生まれてるものは、「輪」であり、小さな輪でもひとつ、またひとつと生まれてくることにより、
大きな「輪」へとなるのです。

小さな「輪」から、大きな「輪」へ・・・。
私たちの願いが、一人でも多くの人へと伝わると信じて・・・。