hiden voice


2010/2/2「今週末の俺」

本来は疲れていて、すぐにでも寝たいはずなのに、なかなか悔しくて寝られず。
明日元気いっぱいに過ごすために、hiden mail書くことにしました。
今日は、「今週末の俺」と題して、大会参戦の報告です。

1月30日FISレース PSL

今年初めてのスラローム大会、尾瀬戸倉で開催された、FISレースに参戦しました。
FISの大会は、プロ戦などと比べるとゲートセットはとてもテクニカルで、
あまり練習もしないようなセットとなります。
それでも、こういった大会は差が出やすく、テクニックの差は明確です。
しかも、日本を代表するナショナルチームや、チームのウェイティングメンバーが出場しますので、
レベルは非常に高いのでは?と思います。
それに、今回はなんと!?僕が最年長ライダーだったようですね・・・。
いやぁ、こんな時代になってしまいました(苦笑)

当日は、朝からフリーランの感触がとてもよく、気分も良かったかな。
セットは確かに狭めで、テクニカルなセッティングになっていました。
1本目、思うようにリズムが掴めず、あらあら・・・と言う感じでなんとかゴール。
それでも、滑った側のコースで4位にいるではありませんか!?
コースを入れ替えての2本目、これは結構いいフィーリングでした。
攻められそうで、攻められない、そんなコースセッティングだったので、
2本目のランは非常に満足です。
今回はなぜか?トップ8しか決勝に残れないという過酷な条件。
その8位にギリギリ引っかかり、決勝進出です。
一回戦の対戦相手は、予選1位通過の戸崎。
ん〜、ちょっと相手がわるいけど、決勝はまたゼロからのスタートですから、
十分に俺にもチャンスがある訳です。
俺は考えました、どのように挑むのか・・・?
色々と考えましたが、結果はひとつ、自分を信じることと集中すること。
決勝1本目、スタート後から途中まではサイドバイサイドでとってもいいフィーリング。
しかし、俺が致命的とも言えるミスを犯し、戸崎は視界に完全に入るほど前に。
完敗でしたが、この1本のランは気持ちがこもった良い滑りでした。
内容はどうあれ、こんなに自分をプッシュして根性でゴールすることは滅多にない。
2本目は、ペナルティタイムを背負ってのスタートで、スタート直後に集中が途切れ、
まぁ、戸崎からすると、何とも手応えのない相手となってしまった。
そのまま予選での実力通り、戸崎が優勝!おめでとう!!

1月31日JSBAテクニカル選手権 中部地区予選

3年前と4年前の大会にも出場していた俺は、当時は競技内容を明確に理解しておらずに、
当然ながらの結果となっていた。
昨年と一昨年、茶原氏が開催したイノーベカップに出場させて頂き、
テクニカル戦の魅力にのめり込んだ俺は、今年もう一度、JSBAのテク戦に挑戦したいと考えていた。
今年は、過去の経験も含めて、普通に出場したのでは絶対に予選通過はできない・・・と思い、
事前に色々と考え、思いを強くし、真剣に取り組み、十分な準備もしてきた。
“絶対に全日本に行く”と強い気持を持って取り組んだ今回の大会。
結果的に、今回は全日本への切符を手に入れることができなかった。

全体的には、取り組んできたことの成果は出せていたと思う。
得点もそれなりに出たし、トップ3につけた種目もある。
しかしながら、ある種目で“余儀ない事態”が起きてしまい、
途中棄権をすることとなってしまった。
正直、考えた。「何でこんな時に・・・」って。
自分を慰める訳ではないけど、今回は天が、
「君はまだ全日本に行くレベルじゃないよ・・・」
と俺に試練を与えたのだと思う。
だから俺は、仮に何も起こらなかったとしても、きっと全日本には行けなかったと、
自分に言い聞かせ、全日本にどうしても行きたいなら、来年出直そうと思っている。

今回、全日本の切符を手にした選手達には、心から祝福をしたい。
おめでとう!!
そして、全日本で、中部地区の選手が上位を独占するような、
活躍をしてきて欲しいと心から願っている。

こうやって出場してみると、テク戦も楽しいぞ!
また、人生の楽しみがひとつ増えたような喜びだ。

今シーズンも、まだまだ大会は続きます。
次は兵庫:氷ノ山で行われるプロ戦。
目標、やるべき事は明確だ!
キッチリと戦いに行きます。
皆さんの応援宜しくお願いします。

ひで