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2010/1/20「プロ戦初戦報告」

皆さん、こんにちは。

16日、今シーズンの初戦である“プロツアー第一戦”に出場してきました。
結果は10位。
残念ですが、結果が全てです。
これが今の僕の実力というわけです。

優勝した“にしプロ”、初優勝おめでとう!!
そしてアルペン界のレジェンド、杉本さんが1本目ラップ、トータル2位と素晴らしい結果。
いつまでも優勝争いができる、杉本さんのポテンシャルにはあっぱれです。

大会は、急遽会場を変えての開催となりました。
当初は志賀で行われる予定だったのですが、直前になってスポンサーが下りたとかで、
とても急な話だったようですが、そんな急な事態に、軽井沢スノーパーク様が受け入れてくださり、
準備には十分な時間を割けなかったとは思いますが、それでも素晴らしい大会が開催されました。
軽井沢スノーパーク様には、心から感謝を申し上げたいですね。

さて、僕は海外でシーズンインをしなくなってから、
12月の中旬ころに国内でシーズンインするようになりました。
12月中は、各地で雪が少なめですから、きっちりポール練習ができるわけでもなく、
年が明けてからバタバタとポール練習をするような感じです。
それでも、大会に出るからには、みんな同じ条件だし、戦わなくてはなりません。
僕は、限られた時間の中での練習に、テーマをあげていました。
それは“集中”です。

正直なところ、この数年では技術的な部分で大きな成長はできていないと思います。
それでも、昨年は“原点回帰”をテーマとして取り組み、大切なことを思い出しました。
そして今年は、その大切なことを守りながら、“集中”することをテーマとしました。
その結果、“心”は十分に成長し、いい取り組みができているのでは?と思っています。

「10位」は、とても勝負している数字ではありませんが、
今の僕には十分すぎる結果だったと、初戦を終えて感じています。
今の自分以上のものは発揮できないし、発揮できたとしても決してそれは本物ではない。

内容を振り返れば、スタート直後の急斜面では、無難というか攻めきれない自分がいて、
それは練習不足だったり、技術的な問題だったり、気持の面で今後改善されると思います。
収穫だったのは、中間からゴールまでは目指すべきライディングが実践できたことにあります。
また、そのフィーリングが非常によかったので、必ず今後につながるかと思います。

「今は不況だから下手に動かずにそーっとしているほうが得策だとしても、
やはりそこには、進歩前進するための勉強、準備がなされねばならん。
ただひたすらに防戦のみにきゅうきゅうとしていたのでは、
次の時代に発展することがのぞめない。」

今読んでいる本に、このような言葉がありました。
この本がとても優れモノで、この一年考え、取り組んできたことのすべてを受け入れてくれるような、
僕が歩んできた道のりが間違いでなかったことを証明してくれるような、そんな一冊です。
他にも素晴らしい言葉がたくさんあり、僕はわくわくしながらこの本を読んでいます。

きっと、こういった言葉の意味を追求していくことが、自分自身を大きく成長させてくれる。
そして、スノーボード選手としての長岡英明の成長にもつながると感じています。

シーズンは始まったばかり。
これから3月の最終戦まで、どのように取組み、どのように歩んでいくかは自分次第。
楽しみだね。

あと60日、全力で駆け抜けます!!

ひで