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こんばんは。
この時期、各地で冷え込みが甘い為に、スキー場オープン延期のニュースをよく耳にします。
また、スキー場休業や引受先募集、買収等のニュースをよく新聞等で見ます。
温暖化の影響と共に、不景気によるレジャー産業への人口減少の懸念等、
現在のウィンタースポーツ業界に暗いニュースばかりの最近ですが、
僕自身は、そうですね、来年に開催されるオリンピックが楽しみでなりません。
オリンピック自体が楽しみなのは当然なのですが、そこまでの選考会などが最高に面白い！
特に、スケート関係（スピード・フィギュア）は、テレビで選考会やりますので、
明確というか、非常にワクワクしながら楽しめますよね。
当然、スノーボードの選考や各選手の活躍も楽しみなのですが、
残念なことは、この業界に関係する僕にも、選考基準が把握できていないので、
実際に選手が確定したあとに「あぁ、あの人が行くんだ・・・」という感じになるのかと思います。
それに、明確でない選考基準は、盛り上がりも欠けるような気がします。
スノーボード業界も、純粋な選考会とかあれば、もっと目標を持った選手が生まれる、
そしてそれが日本のレベルアップにつながると、僕自身は毎年感じていますが・・・。
さて、１２月に入り、２００９年も残り一ヶ月を過ぎてしまいました。
この一年は、僕にとっては重要な一年でありました。
しかし、長い人生を考えると、通るべき道だったと捉えています。
結果的に、この不況を体験した事で、大きな前進があったかと思います。
そしてこれから迎える新しい年に向かっても、非常に期待出来る事ばかりです。
今年書いたhiden mailで、僕はスノーボードだけで生計を立てていないと書きました。
その後色々と聞かれる機会がありましたので、この場で皆様にはお伝えしましょう。
僕が長野県軽井沢町で産まれ育っている事は何度も書いていますので、
既に皆さんご存知かと思いますが、僕はその生まれ育った町で、
一つの小さな会社経営者という立場にあります。
僕が経営する会社が営む事業は、“サービス業”になるかと思いますが、
不動産（別荘）をターゲットにした、管理業務を行っております。
設立は約１０年前、これもスノーボードで飛躍する為の一つの手段でした。
しかし、僕はサービス業が自分の天職ではないか？と思うようになり、
まぁ、人生を生きて行かなくてはならない・・・というのが最大の目的ですが、
仕事に全力を注ぎ、日々サービスを追求しながら現在に至っています。
弊社が提供するサービスの詳細は以下の通りです。
僕が今を生きる上で、全力でエネルギーを注いでいる仕事です。
こうして皆様に伝える事は初めてとなりますが、僕の生きる道も応援して下さい。
http://www.nagaoka-planning.com/
今までは、プロスノーボーダーとして、夢を与える存在となり伝えて行く事、
そして、現実的な事や、仕事の事は言うべきでないと考えていました。
なぜ？今頃こういった話をしようと思ったか・・・？と言いますと、
年齢を重ねるごとに、なぜか自分の歩んで来た道を思い返す事が多くなったからです。
そして、そんな自問自答をしている時に、古くからの友人の誘いにより、
僕はある世界一周旅行をした方の、写真展に行くことになりました。
最初は正直、そんなに深い思いとか感情とかなかったんですが、
世界一周をした方の、何だか奥深い写真を眺め、書かれたコメントを読みながら、
「この写真を撮った時はどんな思いだったのかな・・・？」と考えました。
写真の奥深くと言うか、その写真を撮った時の気持ちを知りたかったのです。
そして、『なぜ世界一周を？』と聞くと、『小さい頃からの夢です』と彼は答えました。
彼が即答した事、そして人生のすべてを投げてでもそれを達成しようと言う思いが、
痛いほど伝わって来て、彼の気持ちとコメントの一つ一つを自分の中で処理していくうちに、
あぁ、何だか俺も自分の足跡を残したいなぁ・・・と思うようになりました。
夢を行動に移すのは大変に勇気がいる事だと思います。
それでも、世界一周という夢は、もしかしたら誰にでも出来ることかもしれません。
しかし、僕が彼に魅せられた最大の理由は、そういった自分の経験を伝えることと同時に、
写真展を開催しながら、社会貢献事業として彼は鉛筆を集めていたことです。
彼は、使用しなくなった鉛筆などを集めて、途上国に送るプロジェクトを行っていたのです。
おそらく彼は、旅をしながら色々な人たちと接し、そして考えたのだと思います。
貯金を使い果たして夢を果たした彼は、経験と自信、そして迷わずに社会貢献をしようと、
自らの経験を語ることでその使命を果たそうとしているのです。
これは、簡単に行動に移せることではないと思いました。
そして、旅をしたことで人間に厚みが出来、彼は迷わず行動しているのだと思います。
僕も考えました。
僕は何の不自由もなく生きてきて、“スノーボード”をするために、
自分の力で海外に行ったり、普通なら出来ないような体験もしてきました。
その結果、いい意味で人間に厚みが出来、あまり大きな迷いはないように思います。
自分はどうするべきか？あのときどうするべきであったのだろうか？
これは、人間必ずいつかは考える事だと僕は思います。
だから、自分の歩んで来た道を認め、そして皆さん伝えるのも、
いいんじゃないのかな・・・？と思い始めたのです。
hiden mailを楽しみに待っていてくれる皆様には、この更新頻度はないかと思います。
しかし、“ブログ”となると、何をどの程度伝えるために更新すべきなのか？
まだ自分の中で整理出来ないというか、ただ更新するだけの日常日記ではなくて、
もっと、ためになる物を作りたいと思っているから、なかなか踏み出せないですね。
最近の“ブログ”を見ると、よく皆さん更新されていますよね。
こんな事言うと反感買いそうですが、正直どうでもいいようなブログもあります。
それでも、本当にためになるブログも多いんですよねぇ。
僕は、ためになるようなブログを中心に読ませてもらっていますが、
では、自分がそういったことを書けるか？といわれると、まだノーだと思います。
だから“ブログ”はまだまだ出来ないことのひとつなんだと思います。
それでも、僕はまだまだ皆さんに、僕の経験や思いを伝えていないと思います。
プロスノーボーダーとしての長岡英明を応援してくれる皆様には、
十分に自分の思いを伝えて、きちんとしたケジメをつけたいと思っています。
ケジメと書いたのは、このままダラダラとhiden mailを続けたとしても、
楽しみにしてくれる方々の期待を裏切る事になるかと思います。
ですから、来春までのシーズンを全力で過ごすことや、過去の事等、
今の僕に伝えられる事を十分に皆様に伝えて、答えを出したいと思っています。
つい先日、僕は今シーズンの初滑りをしてきました。
うれしかったのは、今までにない感覚でのシーズインを出来た事です。
感覚が先シーズンの感覚のままであり、一日で昨年同様の感覚を取り戻せました。
今シーズン僕は飛躍の年です。
想いは胸の中にあります。
そして、具体的な活動計画もあります。
是非、今シーズンの僕の活動をお楽しみに。
hidden mailも、この冬は面白くなるかと思います。
では、皆様のシーズンも素晴らしいシーズンでありますように。
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