hiden voice


2008/2/21「大会報告」

皆さんこんにちは!
だいぶ寒さも和らぎ始め、春の訪れを感じる季節となりました。
今年は本当に寒かったですからね、草木もとてもいい芽を吹くと思います。

さて、まだシーズン中盤ではありますが、終えた大会のご報告です。

■2月15日ー16日 プロツアー第3戦 in ロイヤルヒル DU
 予選10位通過、決勝ラウンド2回戦敗退、最終リザルト8位

15日の予選会、これは2本とも全くパッとしない滑りだった。
この日はなぜかとても緊張した。
周りからの情報に流され、自分自身を信じて滑ることが出来なかった。
出てはいけないところで、弱い自分が出てしまったのだ。
今までの練習を思えば、決して難しいセッティングでもバーンでも雪質でもなかった。
それでも結果として、自分自身を出し切ることが出来なかった。
幸い、今回の大会は、予選、決勝と日程が2日間での開催だったので、修正する時間はある。
限られた時間の中で、自分の行動を思い返してみた。
そして、一つの原因を追及し、それを修正するためにフリーランを繰り返した。

16日決勝ラウンド。
1回戦の相手は宮尾プロ。簡単に勝てる相手ではない。
それでも、昨日から修正した取り組みを含めて、戦える自信はあった。
まずは相手ではなく、自分自身と戦うこと。
そして、それを出し切れた時、結果はついてくるもんだと信じた。
終始、自分のペースを守り取り組めたと思う。
ライディングのフィーリングは上々、昨日とは別人の自分を出すことが出来た。その結果、勝ち上がることが出来た。

2回戦の相手は戸崎。
まぁ、戸崎に勝つには120%を出し切れて勝負できるレベルだから、
一つのミス、それは絶対に許されないと思っていた。
それに、スタートからゴールまで完璧に滑りきらないと、チャンスはない。
負けた理由はただ一つ。それは分かっている。
それをクリアしていれば、1%のチャンスは俺にあったはずだと思う。
戸崎には完敗。

こうして俺のプロツアー第3戦は幕を閉じた。
それでも、15日の予選会から、1日で自分を修正出来たことは大きな収穫。
16日は、すべてとはいかないが、ほぼ自分自身の実力を出し切れた。
今の俺にとっては、とても気持がいい1日となった。
大満足。

それから、超ロングドライブで次なる地を目指した。
兵庫県氷ノ山に到着し、まずビックリしたのが雪の多いこと多いこと。
1日で、車が埋まるくらい降り続き、「ここは本当に兵庫か?」と思った。
俺のイメージからすると、西日本でこんなに雪が降るイメージがないからね。

■ 2月18日 プロツアー第4戦 in 氷ノ山国際 GS

雪はソフトスノー、セットはなかなか感じたことのないストレートセット。
1本目を滑り、タイムを見てちょっと戸惑った。
トップとのタイム差ありすぎ。
自分自身のフィーリングと照らし合わせても、そこまでのタイム差なものか・・・?
それでも、必死に自分自身に足りなかった点を探した。
2本目は、少しだけトライの仕方を変えた。
しかしこれも思ったように伸びなかったが、自分の滑りに思い当たる点があるので、
残念だけど、これが今の自分の実力だと認めるしかない。
結果9位。
ロイヤルヒルで、いいフィーリングを得てからすぐの大会だったので、
そこで良い結果を得られなかったのはとても残念だけど、これも結果。

帰ってから、きちんと思い返し、今回の第3戦、第4戦ときちんと整理出来た。

それでも、今シーズンのシーズンインで思いもよらない事態が起き、
まともに取り組めなかった日々を思えば、よくここまで滑れるようになった。
10%のリスタートから、ようやく50%程度にまで自分を引き上げられた。
これは、昔の自分を見たこと、それに尽きると思う。
天のいたずらに大きく感謝したい。

それにしても、今年はDUの大会は終わってしまった。
それだけがちょっと残念だけど、GSの大会はまだあるからね。
調子が上がり始めて、シーズン終盤戦を迎えるのも何とも惜しい気がするけど、
これも自分自身の取り組みが招いた結果。
残りのレースを、気持ち途切れる事ないよう取り組みたいと思う。

それから、今週末は郡上でのワールドカップがあります。
日本人選手も、国内枠として何人か出場出来るチャンスを得たようです。
若い力に期待しつつ、リザルトを楽しみにしています。

さぁ、残り僅かとなってきた今シーズン。
皆さんも悔いのないように日々を過ごしましょうね!!

ひで