hiden voice

2006/03/13「1production」


3月も中旬になり、今シーズンもいよいよ終盤になってきましたね。
本州では雪も春雪、そして気温もかなり上昇してきました。
今年は、例年に比べてだいぶ春が近いような気がするのは俺だけかな・・・?

さて、俺は今北海道に居ます。
1production(ファーストプロダクション)のデビュー作となる、「IMPACT」の撮影のために。
ホームページ(http://www.1production.net)などを見て、ご存じの方もいるかと思いますが、
この1productionは、まだまだ皆さんには馴染みのない名前かもしれません。
今日は少しだけ、この「1production」を紹介したいと思います。

この1productionを立ち上げたのは、佐々木優という一人の男。
彼は、22歳という若さで現役を引退してしまいましたが、それまではナショナルチームに所属し、
第一線で戦う、バリバリのアルパインスノーボードレーサーだったのです。
彼と僕は、同じプライベートチームにも所属し、刺激しあいながらのいいライバルでありました。
そんな彼は引退後、単身カナダへと渡り自由なスノーボードを楽しんでいたそうです。
そして、そのカナダで出合った、一本のスキービデオが彼の人生を大きく変え、
彼は映像の世界にのめり込んでいったようです。
その後帰国した彼は、3年の準備期間を経て、今秋発売予定の「IMPACT」の制作を決意したそうです。

宮尾一徳、川口晃平、戸崎啓貴、飯田圭、西原秀彰、中西賢、そして僕という総勢7名のライダーと共に、
ファーストプロダクションは歩み出しました。
彼はこう言っています、「売れる物を作るのではない、納得出来る作品を作りたいんだ!」と・・・。

そんな情熱をもった若い一人の男が作り出す、今秋発売予定の「IMPACT」、僕自身も完成が楽しみです。
そして、その情熱をもった作品を、いつまでも作り続けて欲しいと願っています。
皆さんも、「IMPACT」を僕と一緒に楽しみに待ちましょう・・・。

今回の撮影は、中西賢を除く、すべてのライダーがひとつのゲレンデに集結しました。
川口、戸崎は、ナショナルチームでワールドカップを転戦する、日本のトップライダー。
そして、宮尾さんは言わずと知れた、国内プロ戦において何度も優勝経験があるトッププロ。
飯田は、現役は引退しているが、過去のアルパイン界をリードし続けてきた男。
そして、勢いある若手の西原。

そんなライダー達との撮影は、かなり刺激的で、得る物がとても多かった。
そして、この撮影で得たテクニックは、今後俺のスノーボードライフを大きく左右する。
実は、撮影をしながらも彼らのテクニックを見て、そして試してみたのです。

これからが楽しみだ!!

撮影はすべてが順調に終了!
そして、3月のライザでのプロ戦。
うん、そうだな・・・、自分らしさが出せればいいなぁ。

今はスノーボードが楽しくて、自分なりの成果を大きく感じることが出来ているから順調だ。
春近し、今年は花粉症の準備も冬からしているから大丈夫かな・・・?
ひで