2005.10.24「冬の訪れ」

昨日の朝は寒かった。 朝早くに外に出てみると、一昨日の夜に降った雨のあとで、かなりヒンヤリとした朝だった。そして息が白かった。 フッと、浅間山を見上げてみると、なっ、なんと、真っ白に雪化粧されていた。 「あ〜、冬がやってくるな。」 そう感じた朝だった。 この時期になると、僕をサポートしてくれる各メーカーから、続々と新しい商品が届き始める。毎年、こうやって新しいものを身につけることが出来、俺は本当に幸せ者だと思う。自分がこうやって没頭できるのも、応援してくれる人たちがいるからだと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになる。 そして、新しい商品を次々と見るたびに、俺はワクワクして、早く滑りたくて滑りたくてしょうがない。でも、もう少しの辛抱だね。 もうすでに、ナショナルチーム所属の仲間たちは、ヨーロッパでの大会を転戦し始めて、毎日厳しいトレーニングをこなしているだろう。 きっと彼らはどんどん進化し続けているんだろうな。世界で戦うということは、本当に大変なことだし、大会一つ出るたびに、技術面もメンタル面も大きく成長して、そしてそれが自信となる。 彼らの成長が楽しみだし、僕自身、今までと違ったやり方で、第一線で戦っている彼らとどこまで勝負できるのかも楽しみだ。 「今までと違ったやり方」と述べたが、今年はヨーロッパでのシーズンインを迎えない。そう、国内でシーズンインを迎えることを決意したんだ。 そうだね、スノーボードを初めて以来、毎年海外でのシーズンインを迎えていたから、今年の僕のシーズンインは異例となる。 それでも、１１月１日には軽井沢のスキー場がオープンする。 去年までとは違い、今年は２コースでのオープンで、まぁ、制限はあるけど、それなりに滑れそうだから、そういったシーズンインもいいかな？って思う。 軽井沢は寒いよ。毎日暖房と薪ストーブが活躍しているからね。 でも、やっぱり俺にはこの張りつめた空気があっている。 本格的なシーズンも間近、今年も全力でがんばろう・・・

ひで