hiden voice

2004/4/1「never stop dreaming」


このホームページを見てくれている人、そして「hiden voice」を楽しみに読んでくれている人に感謝したい。そして、心からありがとう・・・、と言いたい。
何気なく始めたこのホームページ。今は何気なく始めたこのホームページが、俺にとってはとても大切な場所で、そして、このホームページを通じて得たものは計り知れない。

あれれ・・・、何とも重い雰囲気で始まってしまったね、今回の「hiden voice」
ちょっと長くなってしまうかもしれないけど、最後まで読んでくれたら嬉しいな・・・。

この「hiden voice」は、書きたくなったら、気の向くままに自分の気持ちを記してきた。
そんな何気なく書いている俺の言葉に、読んでくれている人は様々な反応を示してくれた。
ホームページを通じて、たくさんのメールももらった。
それは、俺から勇気や元気をもらっているとか、ビデオでの俺のライディングを見てスカッとするとか、それはもうとても嬉しい言葉で、こんな俺がみんなの励みになっていると思うととても嬉しかった。でも、この間の「hiden voice」を書いてから届いたメールは、とても温かく、今までとは違い、俺は守られているような気がした。なぜかホッとするようなメールばかりだった。正直、最近の「hiden voice」は弱い自分が出てしまっていたと思う、今更ながら読み返してそう思う。最近の俺は弱かったのも事実、そして、今までにない程の大きな壁にぶつかっていたのも事実、冷静になろうと思えば思うほど、落ちていってしまったのも事実だ。そんな、ちょっとした俺の変化を、「hiden voice」を読んでくれる人達は見逃さなかったのだね。というか、そこまでの気持ちで読んでくれていることがとても嬉しかった。みんなからの温かい言葉、そしてさりげなく使われた優しい言葉に、俺はとても励まされた。そして俺は、人の温かみに触れ、人の言葉によって突破口を開くことが出来た。

メールをくれた人は俺に言った、たくさんの大切な言葉を・・・。
まぁ、それは俺の中で大切にしまっておこうと思う、俺にとってのとても大切な言葉だから。そんな中でも、とても考えさせられた事がある。
これは、競技こそ違うが、日々自分を叩き上げている選手からもらった言葉だ。
それは、「余裕」。
自信とかそう言った意味の「余裕」ではなくて、心にゆとりがあると言う意味での「余裕」。俺は考えた、自分に対して「余裕」はあったのか?
確かに、「余裕」のなさが自分自身をも追いつめていると言うこともある。自分が何かにつまずき、辛かったりすると誰かにあたってしまったり、道具のせいにしてしまったり。
自分の思い通りにならなかったら、おもしろくないのは皆同じだと思う。
思い通りの結果が出ずに、体が思い通りに動かずに、俺は知らず知らずのうちに自分を追い込んでいた。もちろん、勝つためには自分を追い込み、そして叩き上げる、悩むことや、壁にぶつかることも悪いことではないと思う。そう言ったことがあるからこそ、先に進めるのだし・・・。でも、そんな時に少しだけ、内面的な「余裕」があって、自分や周りの人達を包み込めていたらどうだったろう?
きっと違った俺が居ただろうね。一言に「余裕」とは言っても、とても難しいことだよね。
精神力というか、内面を磨くと言うことがどれだけ大事かと思わされた。

そして、もっとも重要なこと。
大きな壁にぶつかっていたと言ったが、それはもうとても大きな壁だった。
俺はこのままスノーボードを続けられるのか?と思うほど大事だったかもしれない。
でも、その裏を返せば、今年大きく成長した俺がいるからこそ、こんな気持ちになっている。今まで見えてなかったものが、いや、今まで見ようとしても見られなかったことが、見えてきたことが大きいと思う。苦しかったのは、見えなかったものが見え始めたからなのだ。その見え始めた自分から、ただ逃げていただけなのかもしれないね。

今は、苦しむとか、苦しまないじゃなくて、自分が納得出来る時間を過ごしたいと思う。
そして今日、4月1日に俺は次へ向けて始動しようと決めた。
今日より明日、明日より来月、来月より来年、大きくなった自分がいると信じて・・・。

ひで