hiden voice

2004/1/19「つかの間の休息」


1/17(土),1/18(日)の両日、石川県白山瀬女高原スキー場でプロツアー開幕戦が行われた。
この大会は国内最高峰のプロツアー。国内トッププロが集結し賞金と名誉めざしで戦う。
俺も、表彰台の頂点目指してチャレンジし続けているライダーの一人だ。
今季は秋のヨーロッパから充実したトレーニングをこなしている。気持ちの持ち方を変え、そして技術を変えている成果が出るかどうかの大事なオープニングイベントとなった。

白山瀬女高原スキー場では、今年の記録的な雪不足の中、スキー場スタッフの力で見事な大会バーンが用意されていた。初日の種目はジャイアントスラローム。単走で2本滑り2本の合計タイムで争われる。一本目3位、そして逆転優勝を目指しての2本目。ミスでタイムが伸びずに最終成績4位に終わる。2日目はデュアルスラローム。この種目は予選2本の合計タイムで上位16名が決勝ラウンドへと進出し、ノックダウン方式で争われる。予選を3位で通過した俺は、そのままファイナルまで勝ち上がり、ファイナルラウンドで0.01秒に泣き負けた。結果は2位。レースの詳しい結果はこちらから・・・(http://www.psa-asia.com/

この2日間通して、自分でもビックリするくらいリラックスしてレースに望めていたこと、そして所々で自分の納得できる部分が出し切れたことが大きな収穫となった。今までの過程は間違っていなかったと実感し、そして手応えを感じた。これからも、自分が秘めている可能性を信じて、今回得られなかった勝利に向かってまだまだ突き進むしかないと思う。
0.01秒で負けたわけだけど、その0.01秒に課せられた課題は計り知れない。まだ勝つことが許されなかった今回のレース。その0.01秒を追求して自分自身を叩き上げないとね。

今のプロツアーは本当におもしろい。連日優勝を遂げた鶴岡剣太郎、両日驚異的な予選タイムを叩き出した若手の戸崎啓貴、確実にベストラップを刻む宮尾一徳、精神実力共に強靱の工藤英昭、DU予選再走でのスーパーランを魅せた杉本孝次、その他、若林真樹、長友幸一、翠川孝博のベテラン勢。そして今は海外遠征中の川口晃平の今後の参戦も楽しみでならない。俺は、いつまでもトップに君臨し続けるベテラン勢、そして勢いある若手達という素晴らしいライダー達の中で戦えることが本当に楽しい。そして、こんな仲間達がいるからこそ、いつまでも挑戦し続けられる自分がいるのじゃないのかなぁ、なんて思っている。今回もノックダウン中、ゴールエリアで僕を押してくれたたくさんのプロ仲間、そしてたくさんの応援メールをくれた皆さん達には感謝しています。とても力となりました。

今日の俺はつかの間の休息、また明日から気持ちを切り替えて戦いに行きます!!
まだまだシーズンは始まったばかり。最後まで全力で挑戦し続けたいと思っている。
ひで