hiden voice

2003/3/2 「バックカントリー」


さて、今日はお約束通り、バックカントリーについてお話ししましょう。
2月9〜11日、群馬県武尊山での、バックカントリーキャンプに参加しました。
このキャンプは、現在スキークロスなどで活躍中の、秋庭将之氏率いる「アキバワークス」主催のもと行われました。このキャンプの目的としては、バックカントリーに必要な知識を得て、みんなで楽しく滑ろうというコンセプトでした。バックカントリーにおいてとても重要なことは、まずは山を知るということから。バックカントリーでのパウダーランは本当に楽しいものです。しかし楽しさの反面、たくさんの危険もついてまわるのです。
年に何回かは、遭難や雪崩のニュースを耳にしますよね。自然の起こす事態を100パーセント防ぐことは不可能ですが、ある程度は起こりうる事態を予測することは可能です。楽しむためにたくさんの知識を得てから山にはいるのです。

ガイドには永井拓三(通称“たく”新潟大学大学院にて雪崩の研究をし、山岳ガイドも務めるプロガイド)そして、今回の参加のきっかけを作ってくれたLily(下田里也子)、そして秋庭さん。秋庭さんと拓とは、数年前にフランスで出会いました。きっかけはどうであれ、今こうして一緒に滑れる。これって素晴らしいよね。
Lilyとは、何年も前から海外キャンプに行ったり、一緒にトレーニングを積んだり。スノーボードにおいてはたくさん共感できる部分が多いライダーの一人です。

さて本題。キャンプはまず、バックカントリーギアの使い方から始まり、雪崩に対する知識(雪崩の危険性、なぜ雪崩が起こるのかなど)の習得、そして実際に山に入って、雪の層を見たり埋没体験をしたり。知るべき事はたくさんあるけど、仲間達と楽しみながら色々と知った。そして、山の上からの景色を楽しんだり、山の上で拓が作ってくれたラーメンを食べたり。滑ることも楽しいけど、登ることも調べること(雪の層を)も楽しかった。
帰る頃には自然と笑顔がでていたね。また、たくさんの出会いがあり、本当にたのしい3日間を過ごした。秋庭さん、拓、Lilyにはとても感謝したい。

その翌週、スケジュールの合間を見つけて、またまた行ってしまった。このときはキャンプというのではなく、気の合う仲間達とお忍びバックカントリー。
今回はLilyがお父さんを連れてきたり、たっちゃん(“林達彦”YONEX所属プロライダー)に、あねごにぼっちゃん、そしてガイドにはまたまた拓。この日は快晴で、前の日に雪が降ったこともあり、最高の一日となった。本当に楽しかった。

前の日に泊まった所も最高で、雪の中、外のお風呂で贅沢な時間を過ごした。少しハードなスケジュールで疲れていた俺には、最高のリフレッシュになった。
ひで