hiden voice

2003/11/25「ヨーロッパでの生活」


ヨーロッパへと来て早一週間。時差にも慣れ、今は快適な生活を送っています。
何と言っても、大好きなスノーボードを満喫できる環境、この時期にパーフェクトな雪質、そして壮大なるスケールの中でのライディング。とても充実しています。
というわけで、今日はヨーロッパでの生活について少しだけ話しましょうか・・・。

ここはオーストリアにある「Oetz」と言う街。インスブルックと言う都市より車で40分程走った街です。この「Oetz」をベースとして、毎朝車で「Solden」と言うゲレンデまで行きます。「Solden」は有名なリゾートで、一年を通して営業しています。氷河なので雪が溶けることはないのですね。氷河が剥き出しになっている場所なんかは、何とも言えないほどの光景ですよ。なんだか自然の凄さを体感出来るような感じですね。
俺の一日は、朝起きてお湯を沸かすことから始まる。毎日ゲレンデにポットを持っていくから、その為のお湯なのだけど・・・。それで朝飯食って、準備していざゲレンデへGO!!
ゲレンデに着いたら、すぐにトレーニングが始まる。ゴンドラへと乗り込み、まずはトレーニングする為の準備。(ポール練習するためにゲートをセッティングする)
午前中はフリーランなりゲートトレーニングなり、とにかく滑りまくる。足がプルプルになるまで自分を追い込んで滑る。今の時期に滑り込むことはとても重要だからね。
そしてランチタイム。前の日の晩に作り上げた特製弁当をたいらげ、朝一で沸かしたお茶を飲む。練習の後に食べるお弁当は、一日の楽しみでもあるね。
その時の状況によって練習時間は変わってくる。そのまま下山する事もあれば、また滑ることもある。まぁ、だらだら滑るより、集中してトレーニングする方が身になるけどね。
帰ってきてからは少しダラダラ、そして疲れを残さぬようコンディショニングトレーニングに出かける。30分から40分ほどランニングをして、念入りにストレッチをこなす。
後は、夏に得た体力を維持するために簡単な筋トレも欠かさない。トレーニングが終わったら、生活を共にする仲間達と和気藹々と夕食の準備。俺は料理が大好きで自分なりには得意としている。こっちにはお米も売っているし、そのお米も安くてうまい。もちろん日本米にはかなわないけど、十分おいしく食べられる。色々な料理をするけど、こっちに居て日本食が恋しくなることは、ほとんどないかな・・・?外食もほとんどしないし。
夜はゆっくりしているかな。お酒は好きだけど、今はオフの前の日だけにしている。それだけに、オフ前日の夜のお酒は最高に旨い!

スノーボードに関しては、マテリアルも少しだけ変わり、今は滑りから改良中。理想にはほど遠いけど、方向性としてはいい感じだと思っている。今は、日に日に変わっていく自分の変化がとても楽しみでしょうがないね。というわけで、まだまだ始まったばかり。“自分を変えるのは自分”全力尽くして頑張ります!! 
ひで