hiden voice


2011/2/20「絶対に忘れない日」

今日はとてもハッピーだった。
人生の中でも、数少ない貴重で絶対に忘れない日となる。
実は昨年、家族が病に倒れ、俺は深い闇の中にいるような気がしていた。
いいことは続かず、常に家族の誰かが怪我をしたり、そんな苦しい毎日だった。
一つの明るい話題は、我が子が元気に飛び回り、風邪の一つも引かずに家族を和ました。
病に倒れた家族は、一年近くの入院を終え、元気に帰ってきた。
だから今日はとてもハッピーなんだ。
今までとは生活スタイルは変わるけど、どんな形であれこれからも家族はずっと一緒だ。
俺は幸せ者だと思う。
いつも誰かがそばにいて守ってくれた。
だからこれからは俺が守る番。
頑張らないと。そして健康でいることに感謝したい。

そして、今日という日に新たな決意をした。
俺は挑戦することをやめない、生涯全力で貫く。
形は年々変わっていくだろうが、スノーボードでの挑戦は絶対にやめない。
それが今日の新たな決意。

怪我をした後のhiden mailでも書いた、妻につぶやいた一言。
「そろそろ潮時かなぁ・・・」
この言葉は、その時にたまたま出てきたわけでもなく、実はずっと心の中にあった。
何年も前に、俺は引退しない、レースを退いてもそれは引退ではない・・・みたいに書いていたけど、
そう思っていても、思い通りにいかないこと、自分の体のことを考えると、
一線を退くというか、どこかで区切りをつける日は来ると思っていた。
それを、今シーズン終わった時にと考えていたのは正直なところで、
それは、本業の会社経営や、家族のことを思ったときに、今が潮時だと思っていたわけで、
でも、怪我をして今年は完全に不完全燃焼で、このまま辞められるのか?と言えば、
辞められるわけでもなく、いつかはきっと後悔することになる。

そして、今ここでスノーボーダーである自分を終わりにすれば、
20代のすべてをスノーボードに捧げてきた人生は、自分から否定することになる。
スノーボードに真剣だったからこそ、いまの事業を軌道に乗せることが出来た。
だから、俺は挑戦することをやめてしまってはいけないのだ。

だからと言って、今までと同じペースでやり続けるのはプロフェッショナルではない。
ここ2〜3年は、会社業務の激務から、トレーニングをする時間もなかった。
いや、そういった時間を作らなかったのは自分自身の問題。
そして、夜のお付き合いや接待は増え、体重も増加、自慢の鍛え上げた体は今どこにもない。
そんな準備不足な状態で、戦おうとしているのだもの、天は俺に試練を与えたくなる。
だから、それは改善しよう。
もう一度、あの夢のような体を取り戻そう。
方法はいくらでもある。これが俺のまずはチャレンジ。

そして、その先にも今まで溜めていた志もある。
世界で戦える選手を、Made in JAPANで育てたいんだ。
取り組み方は無限にある。そして、その方法は俺の中にしかない。

人生は有限だ。
だから俺の思う人生生きればいいよね。

あぁ、なんか燃えてきた。
自分に出来ること、出来そうなこと、真剣に見つけてみよう!
今年はチャレンジの年だ!!
ガンバろ。

ひで

ひで